もったいない。

※※※4月13日(金)野洲ライオンズクラブ行事参加、登庁※※※

 昨日、政府首脳が大飯原発稼働について、「必要性がある」との認識を確認し、再稼働に向けて地元などに説明を始めるとの決定をしました。 これは、日本政府としての原発推進の正式決定であります。 そして、今日、枝野経産大臣が原発立地県、福井県と大飯町に説明に行かれるとのことです。 これで、民主党は政権を担当できる政党でないことが決定的になりました。

 去る、3月29日、経産省原子力・安全保安員の職員が滋賀県を訪れ、現在停止中の関西電力大飯原発3号・4号機のストレステストの一次評価結果を嘉田知事に説明しました。 そして、「大飯原発では、安全対策が十分取られている。」 として、再稼働に理解を求めました。

 これに対して、知事はストレステストの一次結果だけで再稼働することに対して、強硬に反対されました。 東電福島原発の被害が未だに続いており、これからどの様な事態になるかも知れない状況下、また、この原発事故の検証も終えていない状況下で、どうして再稼働が出来るでしょうか?

 津波対策は万全で、昨年の様な事故は起きませんということですが、事故は何も津波だけではありません。 何が起きるか分かりません。 それに、人類は未だ技術的に原子力を完全にコントロールすることが出来ません。 第一、核廃棄物を処理する能力すらありません。

 この様な状況で、再稼働なんて全くあり得ません。 一方では、それなら電力不足はどうするというご意見がありますが、本当に不足するのでしょうか? それすら明白ではありません。 今こそ「もったいない精神」を掲げ、先ずは、節電を心掛けましょう。 関東に比べ、関西はまだまだ明るすぎます。 みんなが、今の生活の無駄を廃せば、電力に余裕がでます。

 次に自ら電気を作りましょう。 そのために、県では例えば公民館などの屋上を利用して太陽光パネルを設置し、発電・売電する事業を行います。 その他、様々な発電、節電をすることで原発を稼働しなくとも、電力不足は十分解消されます。 この間に、次の新エネルギーを開発して行けるはずです。 既に石油を使わなくとも、メタンハイドレートなど、新資源も発見されています。

 原発からの卒業を目指し、みんなが出来ることから一つずつ卒業単位(節電や発電、新エネルギーの開発など)を修得して行きましょう。この考え方が、「卒原発」です。 今、絶対に原発を再稼働させてはなりません。 これを許せば再稼働の第一歩となり、なし崩し的に元の木阿弥になります。 

 原発再開阻止に直球勝負。