県が4年の歳月をかけて作成した「滋賀県流域治水基本方針」が温暖化・流域治水対策特別委員会で継続審議となり、条例化が相当遅れることになりました。 内容には様々な論議があって然るべきですが、県民目線で考えたとき、この度の結論には全く理解が出来ません。 自然災害に対するリスクを一刻も早く県民に知らせるべきです。 これでは、危機に対するスピードが全く無く、遅いの一言です。
この度の、東北大震災や台風12号・15号による被害、さらには、タイの大洪水をみても本県の治水計画を早急に、県民の皆さんに示し、解説し、理解と協力を得る必要性を強く感じます。 基本方針内容の言葉尻や表現方法の極些細な部分にこだわったり、また、内容を曲解して、この計画をストッツプさせることは、断じて許されないことだと考えます。
また、いくつかの市町が、異を唱えられているようですが、これは人命に係わることです。 この流域治水計画により、各市町の都市計画に影響が出るから時期尚早という論法は、それこそ、人命を後回しにする発想です。 人命ありての都市計画です。 一刻も早く県と協調して、リスクを共有し、都市計画策定にく危険な箇所を明記し、公表し、都市計画に反映させるべきでしょう。 その他、様々の角度からの論議はあるにしろ、だから、これを継続審議することから得られる利点が分かりません。 これでは、先の大震災の教訓を何と心得るとお叱りを受けても当然です。 正に、「大局観」無き、見識と言わざるを得ません。
将棋の羽生善治名人は、著書「大局観」の中で「大局観とは、具体的な手順をあれこれ考えるのではなく、その局面をみて瞬時に状況を正確に判断できる能力」と述べています。 複雑な状況下で判断を下す時は、この「大局観」が無駄な読みや些細なこだわりを省き、的確な判断を可能にします。 政治家に求められていることは、正に大局を見据える決断力です。
みなさん、どうですか? どうか、21日の県議会最終日の採決を傍聴に来てください。 みんなで、大きな声をあげましょう。
民意を解しない見識に直球勝負。
