国会では、森友学園の問題に関する財務省の公文書改ざん、佐川元財務局長の虚偽答弁に関する集中審議が続いています。
公文書の改ざんについての焦点は、「誰が」、「何のために」だそうです。
「誰が」については、実行したのは財務省ですが、財務省の①誰が、②誰の指示を受け、③誰のために行ったのか、と言うことです。
この3点が明白になれば、「何のために」も、自ずと分かるのではないでしょうか。
しかし、この一年間、何を国会でやっていたのかという、最も素朴な疑問がわき起こってきます。 その原点とも言えるのが、権力を握っている者の驕り・高ぶりです。
昨年、この森友問題が発覚した当時、麻生財務相は、次の様に話していたことを鮮明に覚えています。
「取材が正しいか、われわれの答弁が正しいか、取材の方が正しいと思ったことはありません。 自分の部下の話を信じています。 そういった話ですから。」
「籠池さんは逮捕されたんでしょ、違うの? 逮捕されたら逮捕された人に話を聞いて。 こちらがどうのこうの言うことはありません。」などのコメントです。
この脈絡には、①自分たちが正しいとの思い込み、②マスコミの取材の軽視、③部下への信頼、などのポイントがあります。
それがどうでしょう。 ①については、答弁自体の根拠となる公文書が改ざんされていたことで、自分が正しいとの大前提が崩れ去りました。
②については、自分たちの情報より、新聞報道の方が正しいことが証明されました。
③麻生財務相は、この期に及んで、その責任を佐川元財務局長に押し付ける様に「佐川、佐川」と呼び捨てにしています。 部下を信じていると言う嘘が明白になりました。
これら、麻生財務相の言動は、正に政権与党の驕り、高ぶりの極み、北朝鮮の独裁政権、韓国の腐敗政治、中国の一党政治に負けず劣らずの無責任・無節操内閣です。
こんな政権は即刻退陣です。
驕り高ぶり政権に直球勝負。