Z高野球班の応援②

※※※3月8日(木)※※※

(2)高校野球の指導理念

大学卒業後、今度は教員として高校野球部の指導に携わり、球児と共に甲子園出場を目指す訳ですが、その35年間の高校野球の指導では、一貫して、「感謝の野球」というスローガンを掲げていました。

これは、大学時代を広島県で過ごしたことで「平和」の大切さを学んだこと、また、本県の教員になり、膳所高校の通信制課程に勤務していた時に病弱児のクラスを 担任した経験が大きく影響しています。

私は、よく怒る監督で、膳所高校 野球班の生徒には「赤鬼監督」とも呼ばれていましたが、恵まれた環境の中で野球ができる幸せを自覚して欲しい、常に感謝の気持ちを持って野球をして欲しいとの信念がありました。

「感謝の野球」の具体的な中身ですが、①点目は、野球ができる「健康」に感謝することで、これは、自分の身体や健康、親や親族に対する感謝です。

②点目は、野球ができる「仲間」に感謝することで、これは、共に活動する部員や切磋琢磨する他校部員、そして、指導者に対する感謝です。

③点目は、野球ができる「環境」に感謝することで、これは、グランド等の施設、ボール・グラブ等の道具への感謝です。

好きな野球ができる、自分を取り巻く周囲への感謝の精神を育成することが大切だと感じていましたので、強い信念の下で指導させて頂きました。

高校野球の指導に直球勝負。