利他の精神を尊ぶ

※※※12月6日(水)※※※

「天国と地獄には、それぞれに山盛りのごちそうが置かれた食卓があります。 

しかし、食卓上のごちそうは素手で食べることが出来ず、食卓の傍らに置かれた一箭のとてつもなく長い箸でしか食べられません。

天国にいる人々は、この生活にいつも満足し感謝して暮らしていましたが、地獄にいる人々は、いつも空腹の状態で不満を抱えて暮らしていました。」

同じ状況なのに、なぜこの様な違いが出てくるのでしょうか。 それは「自己を主張するか」、「他人を活かすか」という人の考え方の違いにあります。

「地獄」にいる人々は、我先にと長い箸を取り合い、食べ物を自分の口へ入れようとしますが、箸が長すぎて自分の口に運べません。

その結果、山盛りのごちそうをこぼし続け大半が無駄になります。

しかし、「天国」にいる人々は長い箸を使い、先ず、テーブルの向こう側にいる人の口に食べ物を食べさせます。 すると今度は、向こう側の人が自分の口に食べ物を運んでくれます。

こうして、山盛りのごちそうは全て無駄にならずみんなの口に行き届くことになります。

つまり、自分の事より、相手を考える精神、長い箸で相手の口に食べ物を運ぶのが、「利他の精神」です。

この天国と地獄の違いについての寓話は、正に、現在の政治や政治家に当てはまるのではないでしょうか。

物質的な豊かさや効率ばかりを追い、競争原理で解決しようとする政治や、自分が選挙で勝つためにはどんな手段を使ってでもという節操のない政治家です。

こんな政治や政治家と一緒に地獄に落ちるのだけは、御免被ります。

利他の精神に直球勝負。