スカート丈の指導①

※※※9月6日(水)※※※

女子高校生の「スカート丈」について、大阪の高校生のスカートは「膝下の長い丈」、関東都心部では「膝上の短い丈」が「オシャレ」との新聞記事が目につきました。

これは、14都道府県の主要駅前などで調査資料に基づいた目視調査と、インタビュー調査による各地の高校生の「スカートのオシャレ丈」についての意識調査の結果です。

東京と横浜ではミニが多いのですが、大阪はひざが隠れている高校生が6割を占め、特に神戸や西宮は「お嬢様風」の着こなしが周流とのことでした。

さて、我が滋賀県での傾向はというと、ひざが完全に見える人が9割に達するなど、相変わらず「ひざ上スカート丈」が流行しているようです。

以下は、私が高校教員として、創立130年を超える超伝統高校で「生徒指導係」を担当していた平成14年~同20年頃時の思い出です。

当時は全国的に短い丈のスカートの全盛期で、特に滋賀県の女子高校生のスカート丈は日本で一番短いと男性週刊誌で報道されるような頃でした。

ですから、他校では、女子生徒のほとんどが膝上の短いスカート姿でしたが、私が同校に赴任した高校では、女子生徒の約8割は校則通り膝下丈のスカート姿でした。

しかし、残り約2割の短いスカート丈の女子生徒の指導が上手く行きません。

校則違反を根拠に、違反生徒を呼び出し注意をしますが、その場では「はい」と言うものの、学校を出るとスカート丈を短くして穿いたり、別に持参している短いスカートに履き替えたりと、一向に改善されません。

さて、この状況をどの様に打開しようかと考えた末、この問題を「生徒指導上の問題」とせず、教科上の女性の生理的問題、②男女の性意識問題、③友人との精神的問題として、授業で取り組むこととしました。 明日へ続く。

女子生徒のスカート丈問題に直球勝負。