ピカドンの真実①

※※※8月6日(日)※※※

私にとって、例年8月6日は「平和記念式典」が行われる大切な日ですが、これは正式には「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」と言います。

私は、大学時代を広島で送っていたことから、原爆資料館にも述べ4回行っており、その悲惨な状況もつぶさに学んできました。

この経験は、その後の教員生活でも「平和学習」に生かすことができ、また、現在の政治活動の基本も、「平和主義の貫徹」、「憲法9条の遵守」、「卒原発」の立場を明確にして、取り組んでいます。

それだけに、8月6日は、私にとって大切な特別日となっています.。 今日は、早朝5時からの「実践倫理宏正会」の「平和祈念朝起会」にお招き頂き、演談をさせて頂きました。

そこで、今日、明日の2回に分けて、この演壇内容を掲載させて頂きます。 題目は「ピカドンの真実」です。

~ ~ ~ 米国が日本に原爆を投下した理由として、米軍が日本本土への上陸作戦を行った場合の米軍兵士50万人の生命を救うため、ということが米国内でよく言われてきました。

しかし、近年の説では、米軍兵士の戦死者は最大で4万6千人というのが、統計的に正しい数字であって、戦死者50万人というのは全く根拠がなく、原爆投下で戦争を早く終わらせるためではなかったことが明らかになっています。

このことは、戦後、米国空軍の幹部から、「戦争は、本来、約2週間で終わっていた。 原子爆弾は、全く戦争の終わりと関係がなく、原爆投下で戦争を終わらせる必要はなかった。 我々は、日本人を2種類の原爆の実験のために利用した」との証言もあり、明らかになっています。

事実、米軍は広島には「ウラン235型」、長崎には「プルトニウム239型」というタイプの異なる原爆を投下しています。

戦争を早く終わらせるためであれば、広島への原爆投下で原爆の威力は十分に日本側に伝わったのですから、原爆投下は1回でよかったはずです。

タイプの異なる原爆を落としたのは、2種類の原爆が兵器としての殺傷能力や都市に与える被害の効果を見るためだったことが、この真実からも分かります。

ピカドンの真実に直球勝負。