プール建設問題

※※※7月24日(月)※※※

今日は「県民生活・土木交通常任委員会」と「文化・スポーツ対策特別委員会」との合同委員会が開催されました。 議題は「プール建設について」です。

滋賀県立スイミングセンターは、昭和49年に滋賀県立彦根総合運動公園内に50mの屋外プール、昭和52年には飛び込み用25m屋外プールと飛び込み台が建設されました。

このスイミングセンターが今夏をもって取り壊されます。 しかし、次のプールの建設について迷走を続けており、新プール建設の目途がついていない状況です。

そこで、今日はこの問題を所管する2つの委員会の合同会議が開催され、県当局から今後の進め方について説明を聞き、質疑応答が行われました。

しかし、依然として、県担当課の説明は理解できないとの指摘が相次ぎ、迷走は続きそうです。 では、何が問題となっているのでしょうか? 私は、大まかに次の様に理解しています。

建設方法:県下19市町にプール建設のアンケート調査を行い、建設を希望する市町があれば、市町を支援する形で建設する。 建設後は、市(町)営プールとする。

建設施設:50m・25m屋内温水プール並びに飛び込み用プール及び飛び込み台を建設する。

建設費:50m・25m屋内温水プールについては、県が建設費の3分の2を拠出する。 その後の運営・維持は市(町)営とするが、運営費・維持費については、県も3分の2を負担し続ける。

飛び込み用プール及び飛び込み台等の建設については、市町の意向調査を行い、希望があれば全額県費負担で建設する。 希望がなければ、建設しない。

これに対して、各議員からは、以下の様な趣旨の疑問や意見が出されました。 いずれも、初歩的で基本的な内容ばかりです。 皆様は如何思われるでしょうか?

①今夏、現県立プール施設を取り壊せば、利用者は5~6年間県立プールがない状況となるのではないか? ②この間、選手の練習、とりわけ飛び込みの選手の練習はどの様に担保するのか?

③市営プールに、何故、3分の2もの建設費補助を出すのか? ④その後も運営・維持費を永久に払い続けることになるのは如何なものか? ⑤県民全体の税金で建設したのに市(町)営となった場合、他市住民の利用料金設定はどうなるのか?

⑤飛び込み施設について、現在の利用人口はどれくらいか? ⑥飛び込み施設の建設について、市町の意向を聴く場合、希望がなかったらどうするのか? ⑦飛び込み施設の建設について、県の方針やリーダーシップはどうなのか? 等々。

今日の合同会議で、この後の及んで、未だこんな議論をしていていいのだろうか、競技者ファーストでも、県民ファーストでもない状況だと感じざるを得ませんでした。

私個人は、①県費で県立の50m・25m屋内プールを作る、②飛び込み施設は作らない、③飛込競技の選手の練習や大会開催は、近隣施設(京都2、大阪3)に頼る、との意見です。

プール建設の議論に直球勝負。