今日は、発達障害を持つ人を支える活動をされている団体の方々と懇談させて頂き、「ディスレクシア」について学ばせて頂きました。
「ディスレクシア」とは、学習障害のひとつで、知的能力や知覚能力には異常がないにも係わらず、特に文字の読み書きなどの言語に困難を伴うものを指します。
形が似た文字を区別できない、文字を読みながら同時に言葉の意味を理解することが出来ないために、読むのに時間がかかったり、意図した言葉を正確に書けない等の症状が出ます。
例えば、①似たような文字を混同してしまう、②単語を逆さまに読んでしまう、③文章を読むことが出来ない、④文字を書くと鏡文字になる、⑤綴りを覚えられない、などです。
原因は未だ究明されていませんが、脳の使われ方の異常や遺伝的要因が疑われています。 しかし、芸術家、俳優、画家等、有名人の中にもディスレクシアと判断された方も多くいます。
スティーブン・スピルバーグやトム・クルーズが「ディスレクシア」であることを公表して、この障害の知名度が上がりました。 又、クルーズはこの障害への理解を求める為に来日しました。
米国では約20%の人々が何らかの形でこの障害に係わる症状を持っているという調査報告があり、この障害があるからこそ、逆に特定分野の能力が伸びるという側面もある様です。
これからも、様々な発達障害をもつ子ども達の病理や特徴を理解し、教育環境を整えて行くための行政調査を積極的に進めています。
発達障害に直球勝負。