独裁者として知られるアドルフ・ヒトラーが、夫人のエバを道連れにベルリンの帝国首相府の地下壕で自殺したのは、1945年4月30日のことです。
ドイツとドイツ人が滅亡の淵に陥った時、彼はこう叫んだそうです。 「だから、どうだと言うのだ。 ドイツ民族自らが、この様な運命を選択したのではないか。」
つまり、「自分は民衆からの支持を得てこの国の治政を行ったものであり、今の様な状況に陥ったのは、私を支持した国民のせいだ。」と言う理屈です。
「私は民衆から支持されている。」、「民衆の支持を得て、選挙で勝ったら何でも出来る。」、「俺に反対なら、選挙で落とせ。」など、どこかで聞いた発言です。
「政治主導」という大義名分の下、自民党一強の状況を背景に「官邸主導」の独裁政治。 「規制緩和」の名の下、お友達企業や学校を優遇する「利益誘導」の専制政治。
これらを追及されると、開き直り、相手を恫喝し、マスコミを使った印象操作などを展開し、正当化する政治姿勢は、正に悪代官の姿を彷彿させます。
自分がしたことは正しい、他人のしたことは間違いであるというこの様な姿勢こそ、「独裁的な発想・発言」ではないでしょうか。
独裁・専制政治に直球勝負。