がんの人は働くな

※※※5月25日(木)※※※

自民党の受動喫煙対策に関する会合で、タバコの煙に苦しむがん患者に関し「(がん患者は)働かなくていい」との趣旨のヤジを飛ばした大西英男衆院議員が批判の的になています。

この後の記者会見を行い「私の発言でがん患者や、元患者の気持ちを傷つけたことを深くおわびします」と謝罪しましたが、傷つける意図はなかったとして発言の撤回はありませんでした

「ヤジ将軍」と言われる大西氏の問題発言は今に始まったことではなく、4年連続4回目となります。

自民党の2回生議員は、野党時代の苦労を知らない議員で、議員としての質の劣化が目立つと言われますが、その象徴的な方ではないでしょうか。

【過去の問題発言】

平成14年4月:「子供を産まないと駄目だぞ」・・・ 衆院総務委員会で上西小百合氏の質問中に、セクハラヤジを飛ばす。

平成15年6月:「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなることが一番だ」・・・ 報道機関に圧力をかけようとする発言を繰り返す。

平成16年3月:「巫女(みこ)さんのくせに何んだ」・・・ 自民党選対会議で女性蔑視とも受け取られかねない発言をする。

平成17年5月:「(がん患者は)働かなくていい」・・・ 自民党の受動喫煙対策に関する会合で同党の三原議員の熱弁中にヤジを入れる。

正に、男女差別、職業差別、人権侵害、上から目線の暴言癖をさらけ出す、質の悪いオヤジ議員と言われてもしょうがない程の国会議員ではないでしょうか。

こういう人にか限って、「今の若い奴は」とか、「子供に道徳教育を」とか、「女性は家庭を守れ」とかを声高に言うのですよね。 多分。

議員の資質に直球勝負。