悪いのは藤波投手

※※※4月4日(火)※※※

今夜の 阪神-ヤクルト戦は、藤波投手の畠山選手へのデドボールを巡り大乱闘が繰り広げられました。 そして、阪神の矢野コーチとヤクルトのバレンティン選手が退場処分となりました。

最も悪いのは、初回から再三再四に渡り相手選手の頭部付近に投げる藤波投手の制球の悪さです。 これが元凶です。 悪気があるとか無いとかの問題ではありません。

藤波投手は自分の未熟さを反省し、謝罪すべきです。 阪神の首脳陣には、即刻、藤波投手を2軍で鍛え直すことを進言します。

次に、この様な藤波投手の危険投球に対して注意勧告をしなかった主審の怠慢です。 3度目位の危険球の時点で退場宣告をすべきであったと感じました。

今夜の乱闘劇は、審判が作り出したといっても過言ではありません。 しっかりせい、審判諸君。

開幕4戦目、どの選手も選手生命をかけて準備し戦っています。 死球による怪我は勿論、万が一、この様な乱闘で怪我をして選手生命を絶たれることがあれば無念どころではありません。

さて、1968年(昭和43年)9月18日に行われた 巨人-阪神戦では、阪神バッキー投手が巨人軍王貞治選手へ投じたデドボールを巡り大乱闘となりました。

この乱闘で巨人軍の荒川コーチとバッキー投手が殴り合い、バッキー投手は右手中指を骨折する怪我を負い、その結果、引退に追い込まれました。

しかし、この試合、乱闘後の先頭打者である長嶋茂雄選手がレフトスタンドへ大ホームランを放ちました。 阪神ファンだった私も涙ながらに大拍手を送ったことを覚えています

プロ野球ファンは、勿論、贔屓チームの勝敗に一喜一憂しますが、それ以上に、プロ野球選手に自分の人生を重ね合わせて応援しています。

おりしも春休み中、多くの子供たちが声援を送る中での喧嘩。 未熟な技で相手選手を怒らせ、ファンをいらだたせる行為は、プロ野球ファンに対する冒涜する行為です。

阪神タイガース糸井嘉男選手のホームランだけが救いの1戦でした。

乱闘試合に直球勝負。