歴史は繰り返す

※※※4月3日(月)※※※

第二次世界大戦の終盤、ドイツがが西と東から挟撃されドイツ人が滅亡の淵に陥った時、彼はこう叫んだそうです。

だから、どうだと言うのだ。 これは、ドイツ民族自らが、この様な運命を選択したのではないのか

つまり、「自分は民衆からの支持を得てこの国の治政を行ったものであり、今の様な状況に陥ったのは、私を支持した国民のせいだ。」と言わんばかりの責任転嫁です。

日本でも、つい最近まで「私は民衆から支持されている」、「民衆の支持を得て、選挙で勝ったら何でも出来る」、「俺に反対なら、選挙で落とせ」等の発言を声高に叫び、過激な言動で人気を博した大阪の政治家がいました。

最近の与党自民党の奢れる政治、政治手法を見ていると、ヒトラーと同じような発想、発言をする政治家が幅を利かしている結果ではないでしょうか。 強い危惧を覚えます

「決められる政治」とは、なんでもかんでも数の力を頼りに「問答無用」で決める事ではありません。

かつて田中角栄元首相は、「戦争を知っている人間が社会の中核である限り、日本は安全だ。 しかし、戦争を知らない人間が中核になった時が問題だ」と言いました。

今の日本の政治状況は、まさに、田中元首相が危惧した時代に突入しているのではないでしょうか。

「だから、どうだと言うのだ。 日本人自らが、この様な運命を選択したのではないか。」などと言われることはないと言えるのでしょうか。 歴史は繰り返すと言われます。

強権政治の末路に直球勝負。