16日・17日の2日間、淡路市、南淡路市で6次産業振興の取り組みについて、調査に伺いました。
16日(月)の午前中は、淡路市野島にある「のじまスコーラ」を訪問しました。
阪神淡路大震災の震源地である野島地域で、廃校となった小学校の跡地を利用した地場産業振興の成功事例を視察調査しました。
「スコーラ」とは、スクールのことで、地域交流と地域振興を目指して、いつまでも住民の集う場所であり続けることを目指して名づけられました。
ここでは、特に淡路島の農産物を中心に、農産物そのものは勿論、それらを使ったレストラン、それらを加工した玉ねぎスープやチップスなども販売されていました。
さらには、2階では有名シェフを招聘した高級レストランの経営やバーカウンターなどの運営にも取り組まれて、地域の方々だけでなく、遠方から観光客もたくさん来られており、大盛況でした。
キャンパス総面積13haという広大で素晴らしいキャンパスに全寮制で学ぶ当校は、目指す人材像を「人と自然の共生するまちづくり・地域づくりを市民とともに実現する高度専門職業人」とされており、即戦力の人材育成を目指す県立学校施設です。
また、「景観園芸」と言う新しい学問分野を掲げ、「環境景観構造論」、「環境景観政策論」、「緑地活用計画論」の3分野で実学教育を展開されていました。
公立大学法人「兵庫県立大学大学院」(緑環境景観マネジメント研究科)とも提携されており、滋賀県の国立滋賀大学、滋賀県立大学、滋賀医科大学の統合のあり方という課題についても参考となりました。