皇帝の新しい衣装

※※※12月23日(金)※※※

プーチン大統領が「日ロ間に領土問題は存在しない」と明言している状況の下、ロシアに実効支配されている北方四島に3000億円規模の経済協力を約束するという安倍外交。

世界各国からこの状況は、「日本外交の大敗北」と報じられており、勿論、大半の日本人もそう感じているのではないでしょうか。

しかし、御本人は「平和条約に向けた大きな一歩」だとか、一部の取り巻きの人達は、「安倍外交の成果」などと強弁しています。

また、世界がロシアの悪行を懲らしめようと経済制裁を科している中で、欧米先進各国を裏切りロシアに経済支援をするという暴挙もしでかしました。

アメリカでは、現職大統領ブッシュ氏を差し置き、次期大統領トランプ氏にすり寄るいやらしさをみせ、それを批判されると「真珠湾攻撃被災者追悼式」へ参加するという「後手外交」。

さらには、金のばら撒きによる途上国支援、いわゆる、「ばらまき外交」も日本の国の名誉を著しく汚していると感じます。

これで、日本は世界中から信頼を失くし、政治的、経済的に孤立化してゆくのではないでしょうか。

さて、アンデルセンの童話に「裸の王様」があります。 和訳では「裸の王様」と表現されていますが、原題は「皇帝の新しい衣装」です。

この童話の中で、布織り職人が王様をまんまと言いくるめ、王様とその一行は新しい衣装など存在しないことに気付きながら、パレードを止めることもできずに王様は裸で行進を続けました。

日本の最高指導者の姿も、まさにこの様な状況ではないのでしょうか?

日本の現状に直球勝負。