カジノ法案の愚

※※※12月5日(月)※※※

カジノを合法化する統合型リゾート(IR)推進法案カジノ法案」が、2日午後、衆院内閣委員会で強行採決され、可決しました。

これにより、「カジノ法案」は、6日に衆議院本会議で可決され、参議院に送られ、あわただしい中で成立する運びだそうです。

しかし、この「カジノ法案」は、いかにも胡散臭い、怪しい法案ではないでしょうか。

「統合型リゾート」を目指す法案であるという目くらましや、経済波及効果や雇用促進、インフラ整備などと景気の良い言葉が躍りますが、そもそも、「何故、日本でカジノが合法化されていなかったのか」を大前提に、慎重にも慎重を期して議論を深めなければならない法案です。

何故、こんなにも前のめりになって、いかにも「経済活性化の切り札」だと言わんばかりのごり押し可決には、大きな疑問符を付けざるを得ません。

競馬や競輪・競艇、パチンコ等々、運よく 一攫千金、大金を得た人の話も聞くことはありますが、大海の中に落ちた指輪を探し当てる様な確率です。

一方、ギャンブルで一生を台無しにした人はごまんといます。 私の知り合いにも少なからずいます。

自由民主党と日本維新の会による「憲法改正」絡みのバーター法案とも言われるこの法案は、今後一年のうちに関連法案などの整備がされる様です。

いつから日本はカジノにしか「経済再生」を見つけられないお粗末な国になったのでしょうか?

こんな法案に日本の経済再生を託すことこそ、大きなギャンブルです。 多くの日本国民は、そんなものに手を出したくもありません。

ばくち法案に直球勝負。