イチローの生き方

※※※6月17日(金)※※※

米国メジャーリーグのマーリンズのイチローが、メジャー通算2978本目の安打を放ち、日本時代の1278本と合わせて通算4256安打を記録する偉業を達成しました。

おめでとう、素晴らしい記録です。 ピート・ローズの発言など、様々なコメントがありますが、私は心からの祝福をお贈りしたいと思います。

そこで、2005年に買った「夢をつかむ・イチロー262のメッセージ」という本を久しぶりに開いてみました。

この本は、イチローが2001年に日本のプロ野球(オリックス)からメジャーリーグ(シアトル・マリナーズ)に移籍してから以降の語録集です。

当時、この本を買った理由は高校野球の指導に生かそうと考えたからに他なりませんが、野球だけに止まらないイチローの人生観に惹かれていたからです。

2005年当時、この本から、私が最も惹かれた言葉は、「勝負の場で力の差を見せつけるのが一番です。 野球に限らず、何でも実力の差を見せてしまえばいいと思います。」でした。

これは勝負の世界で、他の選手に足を引っ張られる危険を防ぐ方法について語った言葉でした。 当時の私には、素直に心にしみ込むような、何より勇気付けられるメッセージでした。

でも、この度の記録に際して、「自分は笑われて、その笑われたことを乗り越えてきた」という意味のコメントを言った時、初めて私が惹かれた本の言葉の真意が分かりました。

イチローの華やかな野球人生の中にも、様々な苦悩があったと感じると共に、反骨精神の大切さも思い知りました。

これからも、頑張れ、日本人メジャーリーガー、イチロー。

イチローの生き方に直球勝負。