濃密な時間に

※※※6月18日(土)※※※

世界的な名作「ロミオとジュリエット」。 二人が出会い、恋に落ち、情熱の時を過ごし、そして、死に至るまでの狂おしい期間はどれ位だったのでしょうか。

原作に依ると、この期間はわずか5日間だそうです。

登場する人物の燃え上がる高温の心情が、時の流れを濃密にし、読み手の時間の感覚を狂わせるのでしょうか。

幕末、明治維新の立役者となるあまたの志士を輩出した、山口県萩の「松下村塾」も、実際の活動は1年余りだそうです。

「少年よ、大志を抱け」で有名なクラーク博士も、札幌農学校の在職はたった1年間だったそうです。

「アベノミクス、アベノミクス」で明け暮れた日本経済再生。 しかし、アベノミクスの失敗は、誰が見ても明らかです。 この間、わずか2年。

あれだけ、「2年で結果を出す」、「消費税10%増税の再延期は断じてない」、「経済のトリクルダウンが、全国津々浦々に行き届く」と胸を張っていたのに。

経済格差拡大、倒産件数増大、年金減額、子育て支援削減、物価上昇、その挙句の果てに消費税10%増税の再延期。

そして、その原因はアベノミクスではなくて、世界経済のせいだそうです。 バカバカしい言い訳は、もういい加減にして、まじめに、誠実に政策を語ってほしいものです。

2016年の参院選、わずか18日間の戦いですが、あの選挙で日本の政治が変わった語り続けられる濃密な期間であってほしいものです

濃密な時間に直球勝負。