※※※8月15日(土)※※※
「とば義明県政報告」からの紹介 、今日は、【 とばの視点 ② 】 「琵琶湖大橋有料道路の料金徴収問題」についてです。
「琵琶湖大橋有料道路」の料金徴収(有料継続・無料化)問題について、三日月知事は6月定例議会本会議で、「料金徴収を続ける方針」を表明しました。
そもそも道路や橋は、「道路整備特別措置法」により建設費を償還したら「原則無料化」することが定められており、例外的に維持有 料が認められているのは、「富士山有料道路」、「真鶴道路」、「関門トンネル」の3道路のみです。
琵琶湖大橋有料道路は1970年に開通、現在、通行料金を徴収し、道路や橋の工事費や維持管理費(年間約3.5億円)などに充てていますが、建設後50年が経過し、橋梁本体の老朽化や近接道路の渋滞問題が課題となっています。
この有料道路の料金徴収問題については、①道路公社、②利用者、③周辺4市(野洲・守山・栗東・大津)、④滋賀県の4者間で意見が別れており、この問題を検討していた「琵琶湖大橋有料道路のあり方に関する研究会」でも、結論が出せずに両論併記で報告されました。
そこで、「琵琶湖大橋有料道路」の料金徴収問題を4者の立場から検証してみます。
①道路公社の立場:県道路公社の借金残高63億6千万円は、既に一括償還が可能な状況であり、「料金徴収を続ける法的根拠や正当性はなく、無料化するのが筋」、直ちに通行料無料化を実施したい。
②利用者や産業界の要望:毎日のように道路を利用する通勤者や運送業者・バス会社などは、「原則無料化」の理念に基づき、一刻も早い無料化を切望する。
③周辺4市の意見:無料化にした場合、県一般会計から出す道路事業費費を圧迫することになり、県内の道路整備が遅れる。
また、無料化に伴い懸念される琵琶湖大橋有料道路周辺の交通渋滞などの課題を解決すべきであり、有料継続を求める。
④県の見解:有料道路の維持管理に年約3億5千万を要する。また、琵琶湖大橋有料道路(大津市真野普門町-栗東市林)の区間内での渋滞解消を諮るため、国道477号で琵琶湖大橋を挟む直近区間の4車線化など「新たな道路整備」や「橋の耐震補強」を緊急に実施するための建設費が必要となるが、この対策は利用者の利便性向上に寄与するので料金徴収を続けたい。
この様に、難しい判断が求められる「琵琶湖大橋有料道路の料金徴収問題」ですが、知事の判断は、正に「法に則り、知に諮り、情に叶う」熟慮の上で出された結論だと評価します。
なお、料金については、無料化を求める意見が利用者の7割を占めた昨年の調査結果を尊重し、値下げも含めて新たな料金設定を検討し、県議会の議決を経て、国への許可手続きを取ることになります。
琵琶湖大橋に直球勝負。
