人を説得させる話術のコツは、「現在形の断定表現」であるとされています。 その例として良く出されるのが、不動産屋さんの物件案内の例です。
「お客さん、これが50m道路、バスが通っています。 最寄りの駅には準急が停まります。 駅前のタクシーは常時5台確保です。 家の前まで完全舗装、街灯は10mおきに付きます。」
この様に過去形も未来形も、仮定形も推量形もなく、「断定的に言い切った現在形の連続表現」が効果的であるとされています。
現在形の断定は、人に生々しく新鮮な感じを与え、鮮やかなイメージを形づくる働きをします。
だから、この様に話されるとそのイメージがどんどん膨らみ、遂にはイメージと重なり合って、その区別がつかなくなってしまいます。 これがミソです。
話している内容がまるで事実であるかのように、どんどん決めつけて行く事が、相手に自分の話を臣事させるコツであるということですね。
これは、口先三寸の詐欺でもなんでもありません。 トークテクニック、話術の常道です。 そのためには、聞く方の賢明な知識と感性が要求されます。
さて、知事選での各候補の演説、舌戦が始まります。 有権者の聴く力量も試されます。
知事選の舌戦に直球勝負。

