本日、2巡目滋賀国体の滋賀県開催準備委員会第2回総会が、大津市のびわ湖ホテルで開催されました。 ここで国体主会場を「彦根総合運動場」とする答申案が承認され、正式に決定されました。
そこで、「国体主会場問題」第5弾、最終回。 もう、決まった事ですから、今更、覆すわけには参りません。 しかし、後々の議論や責任の所在の観点から主な問題点を書き残しておきます。
1.選定手続問題 ・・・ 彦根総合運動公園という結論ありきの審議過程が不明瞭。 選定委員会が決めたら、常任委員会及び総会でも認めよとの承認手続きに無理がある。 何のための県議会か。
2.用地面積問題 ・・・ 必要な用地面積20hに対し、14Hhしかないので、隣接民家を含む土地7hを強制収容を念頭に買い増しする。 こんな無理強いや無茶する必要性に疑問がある。
3.用地地盤問題 ・・・ 彦根運動公園は、旧松原内湖の埋め立て地にあり地盤が軟弱で巨大構造物は無理。 地盤強化を工法で凌ぐとすると工費が膨大となる可能性が高い。
4.施設周辺問題 ・・・ 市街地にあり、騒音・照明の苦情、交通渋滞の増加、駐車場不足など、住民の生活環境に多大な悪影響を及ぼし、これが施設利用の足かせとなる懸念がある。
5.交通手段問題 ・・・ 彦根駅から彦根運動公園までバス1日6便、野洲駅から希望が丘公園までバス1日13便。 県有施設という観点や県民全体の利便性から、希望が丘も有力な適地である。
6.宿泊施設問題 ・・・ 希望が丘周辺よりは彦根の方が多いものの、全く足りない。 しかし、これらは今後の解決可能な問題であり、主会場決定の根幹ではない。
7.観光振興問題 ・・・ 世界遺産登録を目指す彦根城は、びわ湖と一体として売る込むべきで、この施設はマイナス要因。 観光振興も当該地域の振興だけでなく、全県的視野で考えるべき。
8.防災施設問題 ・・・ 地盤が軟弱で大地震に耐えられない施設や液状化で使えなくなる施設ではダメ。 また、福井原発事故による大気の流れの影響があるような場所では使い物にならない。
9.建設経費問題 ・・・ 事業費、彦根運動公園182億円、希望が丘公園178億円だが、彦根は土地収用費、地盤強化費等で増額の可能性。 希望が丘は、スマートインター費16円が算入済み。
10.将来姓問題 ・・・ 人口減少社会をにらみ、滋賀県全体のグランドデザインを考えた場合、リニア新幹線問題に伴う新幹線新駅の建設場所などから県民全体の利益を考えるべきではなかったのか。
主会場の選定にあたっては、多額の県税を投入する観点から全県的な将来設計の下、全県民の利便性と利益に資する観点に基づき、「主会場選定基準」に従い、公正に決められるべきものでした。
以上、もう決まった事ですが、敢えて、問題点を書き残しておきます。 2巡目国体の成功を心から祈念しています。 以上、終わり。
県有財産に直球勝負。


