古豪対決

※※※ 7月24日(日) 第93回全国高校野球選手権滋賀大会観戦 ※※※

 好天の日曜日、大津市皇子山球場で組まれた3回戦屈指の好カード、膳所高校八幡商業高校の古豪対決を観戦しました。

 母校であり、長らく監督を務めた膳所高校を応援するか、本年2月まで部長を務めていた八幡商業高校を応援するのか迷うかなと思っていましたが,、以外にあっさりと八幡商業高校に肩入れしている自分に気がつきました。

 今年の八商ナインは、私が係わった選手が多くいますので、しょうがないかと思いつつ観戦させていただきました。こんなにリラックスして高校野球を観戦できるのは、34年間高校野球に係わってきたので、多分初めての経験です。

  膳所高校(明治31年創部) : 通算135勝73敗、優勝回数12回(全国大会2回出場)、 八幡商業高校(創部明治33年) : 通算155勝77敗、優勝回数13回(全国大会6回出場)  通算勝利数・優勝回数、いずれも八商が県内1位、膳所が2位の成績となっています。(第92回大会までの記録から)

 両校は、滋賀県高校野球界をリードしてきた名門高校であり、良きライバルでもあります。例年、8月の最終日曜日には、恒例となっている両校OBによる定期戦が行われているほどの親交関係にもあります。この両校で、監督・部長を務めさせていただいた経験は、一生の宝であり、誇りでもあります。両校OBの皆さまには、本当に良くして頂き、心から感謝しております。

 結果は、8-2で八幡商業高校が勝利しましたが、試合の流れは一瞬の綾で決まりました。その試合を決めたプレーは、4回裏の膳所高校の攻撃でタイムリー2塁打を放った選手の走塁です。難しい局面でしたので断定はできませんが、3塁まで行けるのではという場面で2塁で止まり、次打者の時、牽制球で刺されてしまいました。あれが、3塁まで行けていれば、多分、同点まで追いつき、その後の展開も大きく変わっていたのではないかと思われます。

 この同点機を逸したことが、次の回のピンチを招き、相手のスリーランホームランを誘発した様に感じられました。これは、この選手を責めたり、ランナーコーチの責任を問うているのではありません。試合中の一瞬の勝負の綾です。ネット裏から観戦して、この一瞬の綾で試合の流れが変わったことがはっきりと分かりました。

 守備力・打撃力では、八商に一日の長がありましたが、膳所の投手・捕手のバッテリーは良く、1回~3回までの試合の流れだけを見ると、膳所の方に勢いと運があり、膳所の勝利を予感させる流れが作られていただけに残念でした。

 膳所高校の選手諸君、お疲れ様でした。膳所で野球を続けることは、大変なことです。立派に戦ってくれたことに心から感謝します。ネット裏では、たくさんの先輩が声援を送っておられました。また、君達のご両親、兄弟、友人など関係者の皆さまも暑い中、精一杯の声援でした。今晩は、敗戦の悔しさもあると思いますが、どうか、今日まで君達を支えてくださった皆さんへの感謝を忘れることなく、特にご両親に「今日までありがとう。」と言ってください。

 この敗戦時の気持ちを経験するために、これまでの高校野球生活があったんです。全国優勝する、たった一高校以外の選手は皆、どこかでこれを経験するのですから。

 久しぶりに、高校野球に直球勝負