人生ばくち論

※※※ 7月22日(木) 終日、政務調査・事務処理 ※※※

  古い教え子から、私の「人生ばくち論」講義のリクエストがありましたので、お応えします。

 私は高校時代には、いわゆる進学校と言われる高校で野球に熱中していました。ただでさえ、級友とは学力差があるのに、放課後の大半を部活動に取られると級友との学力差は開くばかりです。

 そこで、この頃知った「運というものは、60%が天の運で、残りの40%は人の運である。」(マキャベリ)という言葉に従い、こう考えました。「たった一度の大切な人生。今しか出来ないこと、自分のしたいことをやり、悔いのない青春時代を過ごそう。友人が長時間勉強していようと、私は自分の時間を有意義に過ごし、その中で与えられた短時間を誠実に過ごすことで、運をたぐり寄せよう。」

 そして、大学受験。最も苦手な英語の試験問題は、何とマークトゥエインのユーモア話「隣の芝生」が出題されていました。「隣の芝生」は、簡単に言うと、「ある日、マークトゥエインが隣家に辞書を借りに行くと、辞書は貸すけれど、ここで使えと言われます。次の日、隣人がマークトゥエインに芝刈り機を借りに来た時、マークトゥエインが、芝刈り機は貸すけれど、この芝生の上で使って下さい。」とやり返す話です。

 この話は、私が中学時代、宿題を忘れて暗記させられたもので、内容は勿論、大学受験レベルの難しい表現にはなっていましたが、話の内容を知っていますので、どんなに表現を難しくしてあっても、問題は全て分かりました。これで、大学入試は合格したと言っても過言ではありません。

 つまり、他人より勉強時間が少なくとも、与えられた少しの時間を誠実に過ごせば、幸運の女神は必ず微笑むという例え話です。何事においても、後先の損得、優劣をあまり打算的に考えず、今出来ることを誠実にやることにより、物事は成就してゆくと言いたかったのです。私は、現在、やりがいと生きがいを感じる場所にいることに心から感謝しています。「人は才能と努力というが、才能を発揮する場にめぐり合えるも運、努力する機会に出会うも運」だと、改めて感じています。

 「人は運の岐路に立って道を選ぶ。この先にどの様な運の転回があるか、人智の及ぶところではない。」 これが、私の「人生ばくち論」です。

  上手でなくても、今やるべき事に直球勝負