舟を編む

※※※4月10日(水)関西広域連合委員会報告、上程案件説明、野洲LC例会※※※

最近、「舟を編む」という言葉を聞きましたが、実は意味を知りませんでした。 「舟を編む」というのは、2012年「本屋大賞」で1位に選ばれた小説の題名だそうです。 「本屋大賞」というのは、「全国の書店員が選んだ、一番売りたい本」として選考されるものです。 そして、この小説が映画化されたのだそうです。

映画「舟を編む」 

舟を編む」を辞書で調べてみると、①「糸・竹・籐・針金などを互い違いに組み合わせて一つの形にする。」、 ②「様々な文章を集めて書物を作る、編集する。」、 ③「計画を立てる、編成する。」とあります。 この小説は、出版社の辞書編集部で働く編集部員達が新しい辞書「大渡海」を作る過程の悩みや葛藤、喜びを描いたものです

辞書名の「大渡海」とは、「言葉の海を渡る舟」という意味で、「もし、辞書がなかったら、我々は茫漠(ぼうばく)とした大海原にたたずむ他ない。」と表現しています。 過去から現在に至るまで、辞書が果たしてきた役割は、正に言葉の道標です。

私も最近は知らない言葉に遭遇する機会が多くて、必然的に辞書を引く機会がとても多くなっています。 議員になって一番最初に辞書を引いた言葉は「仄聞(そくぶん)」でした。 「仄聞」とは、「噂に聞く」という意味ですが、こんな言葉は56年間使ったことがありませんでした。

小説「舟を編む」 

この本の最後には、「辞書の編集に終わりはない。 希望を乗せ、大海原を行く舟の航路に果てはない。」と結ばれています。 私が今、務めさせて頂いている仕事もまた、「舟を編む」様な仕事だと感じざるを得ません。 早速、「舟を編む」(三浦しをん)買って読んでみましょう。

舟を編む仕事に直球勝負。