ナスの天ぷら

※※※7月10日(火)平成23年度県予算歳入歳出決算概要説明、平成24年度国の道路予算概要説明※※※

昨日は「鰻」の話題を取り上げましたので、今日は「天ぷら」について書きます。 いつもの如く、かつて行っていた授業の前振りネタです。

我が愛しの家庭菜園は、今正に夏真っ盛りです。 キュウリ、ナス、ピーマンは毎日山盛りの収穫ですが、その中でも私の好物はナス。 昨年から、ナスは3種類9本は全て「水ナス」系です。 この水ナスは、浅漬け、糠漬けがおいしいのですが、天ぷらにも合います。 私はこの水ナスの天ぷらが大好物です。 揚げたての衣の下の果肉はトロリと柔らかくて絶品。 天ぷらの季節はと問われれば、文句なしにナスの採れる夏です。

ナスの三種盛り

天ぷらは和食と思われがちですが、戦国時代に来日したスペイン人やポルトガル人が食した洋食です。 西洋で金曜日はキリストが昇天した日とされていたので、彼らは金曜日には獣鳥肉を食べず、代わりに魚肉に小麦粉を付け、それを油で揚げて食べる習慣がありました。 スペイン語で金曜日を「テンポーラ」と言うことから、この日の料理を「テンポラス料理」と呼ぶようになり、これが「天ぷら」の語源とされています。

この天ぷらをこよなく愛したのが徳川家康です。 家康は健康には人一倍うるさい性格で、ドラマでは必ず漢方薬を作る姿が描かれますが、天ぷらを長寿食と考えていた様です。 また、いくさの最中に下痢をして敗走した自分の情けない姿を掛け軸にし、一生の戒めにした逸話も有名ですが、これは、多分、天ぷらによる下痢かと思われます。

何はともあれ、で良し、つゆで良し、また、ソースでも良しの天ぷら、ウマイ。  天丼でも、天ぷらうどんで食べても、ウマイ。 一日おいて衣がへなへなになったナスの天ぷらにソースをかけて食べる、ウマイ。 皆さんもどうぞ。

ナスの天ぷらに直球勝負。