スマイルの会

※※※12月3日(土) 「スマイルの会」署名集約集会※※※

 「スマイルの会」(滋賀の障がい児教育をよくする会)の署名集約集会が、県立野洲養護学校で開催され参加させて頂きました。

北川会長の挨拶

  「スマイルの会」は、昨年6月に障がいをもつ子ども達の教育条件・環境を良くすることを目的に、県立野洲養護学校など県下10校の県立養護学校と聾唖学校・盲学校、合計12の特別支援学校の教職員と保護者で設立され、障害がいをもつ子ども達の教育条件・環境を良くするための様々な要望を求めた要請書の署名活動を展開されています。

約26000筆の署名

 私も、膳所高校通信制に勤務していた時、大津日赤病院内に置かれた大津養護学校の院内分教室で、授業をしたことがあります。 担当生徒は、4月当初は男子生徒1人と女子生徒2人の合計3人でしたが、夏休みが終わり、9月になると2人になり、11月にはとうとう男子一人になりました。 

 3人とも、膠原病(こうげんびょう)という難病で入院を余儀なくされた生徒達で、たった半年の間に女子2人が亡くなり、残された男子一人を相手に授業をしていましたが、彼も薬の副作用で目が見えなくなり、授業はテープレコーダーに入れながら行いました。 彼はこのテープを繰り返し聞き、必要な知識を覚え、試験は口頭で行い、口頭で答えるというものでした。

 その彼も、1年を待たず亡くなりました。 その彼の宝物が、カセットテープと聞いた時には、一瞬この授業のテープかと思いましたが、ラジオから録音した高校野球のテープだと聞いた時には、号泣しました。 彼は、当時私が監督をしていた膳所高校野球部の夏の県大会のラジオの実況中継を聞くことをとても楽しみにしていたそうです。 時々、ラジオから「とば監督」と流れると、僕の先生だと喜んでいたそうで、宝物のテープとは、この実況を録音していたものです。

 今でも、この時のことを思い出すと涙が出て止まりません。 何処で、どんな状況であろうと、どんな小さな命であっても、一生懸命に生きています。 この時の経験が、私の教師生活の第一歩です。 そして、今日もハンディーキャップを持ちながらも、精一杯生きる多くの子ども達の実体を聞き、彼のことを思い出しました。 今度は、政治に携わる立場から、彼と過ごしたあの頃感じた不条理に立ち向かいます。

障がい児教育に直球勝負。