11月19日、中国甘粛省で定員オーバーの幼稚園バスがトラックと衝突し、園児19人を含む21人が犠牲になりました。 9人乗りのバスに、何と64人がすし詰め状態で押し込められていた様です。 警察の調査によると、人員超過に加え、濃霧の中を時速80㎞の速度で対向車線を走行していたとのこと、道路の保全管理も悪く、路面状況も最悪でという状況らしく、いつもながら中国行政のずさんな実態が浮き彫りにされました。
「子どもが多く乗っているのは分かっていたが、幼稚園に通わせるには、乗せなければならず、仕方がなかった。」と答え関係者の談話を聞くに付け、誰のせい?と思わずつぶやきました。 事故の悲惨さももさることながら、この様な状況を作り上げていた社会状況というか、本当の加害者は誰かという、得も言われ無ぬ虚しさから胸が痛みます。 子どもにより良い教育を受けさせようと、被害者となった子どもの保護者の発言が胸を刺します。
日本では、小型バスなら大人2人に対して園児12人、中型バスなら大人4人に対して園児39人、園児の数を確認し、安全に乗せてから先生が乗り込むことが定められています。 この様な日本から見れば、子どもの命をこれほど軽く扱う中国の国内事情に憤りを感じます。
翻って日本の教育状況を見るとどうでしょう? 高校では1クラスに定員40名がすし詰め状態です。 教室の配置は、横4列×縦7人で28人、2列×6人で40人を入れています。 大きな身体をした高校生を40人もすし詰めにしている状況は、物理的にも限度を超えています。 加えて、先生がほぼ一方的に教授するという授業方式です。 日本人は、これが当たり前と思い込んでいますが、欧米人から見ればとんでもない状況です。 これでは、受験のための知識の詰め込み教育は可能かも知れませんが、真の学力は育ちにくいのは明白です。
この状況は、今回のバス事故を見て私達が、一体中国の安全対策はどうなってるんだと感じたことと同じです。 欧米からみれば、一体日本の教育はどうなってるんだと感じていることでしょう。 今回の中国バス事故を他山の石とし、人の振り見て我が身を正す真摯な姿勢が、日本の教育政策に求められている。
高校の教育改革に直球勝負。
