秋の空政治

※※※10月13日(土)※※※

変わりやすいことの例えとして使われてきた表現に「女心と秋の空」がありますが、本来は「男心と秋の空」だったそうです。 

辞書を引くと、「既婚男性の浮気に寛大であった時代に、移り気な男心を秋の空に重ねた」と有り、説得力があります。 

さて、ころころと方針を変える現政権与党ですが、正に究極の「秋の空政治」です。 

消費税の8%から10%への変更です。 「何故、このタイミングで」という所に大きな「秋の空」が隠れてはいないのでしょうか。

表向きには、消費税を上げることに伴う店舗レジや事務処理の準備などが挙げられていますが、誰もそんなことは信じていません。

①今、「消費税増税」を言い出しておくことにより、既定路線化しておくと来年の国政選挙(7月の参院選)への影響を減少させる狙い。

②万が一、「消費税増税」が憲法改正政権に大きな障害になるようなら、また、「止めた」と言えば民意は取り戻せるというという狙い。

これでは、正ににころころ変わる「秋の空政治」です。  

政治家はよく、勝海舟の「氷川清話」から「正心誠意」 と言う言葉を引用しますが、勝は「正心誠意は、何事も全て、知行合一でなければならない」としています。 

知識と行為は一体であり、本当の知識は実践を伴わなければ「正心誠意」とは言えないということですが、現政権与党に「知行合一」があるとは考えられません。

知行一致の政治に直球勝負。