胃がんリスク検診①

※※※2月27日(火)※※※

2月定例議会で登壇し、「胃がんリスク検診の推進」について、知事並びに執行部に質問をしました。 その質問内容を、今日と明日の2回に分けて掲載します。

本県は「2016年・都道府県別 平均寿命」の統計で、男性1位、女性4位と全国でも上位にランクされる健康県となり、滋賀県民の食生活や暮らし方が脚光を浴びている。

知事は、県民の「健康長寿」への関心が高まりを見せる今こそ、病気の発症を未然に防ぐ、病気などの重症化を防ぐという「疾病予防」の取り組みを進めたいと表明された。

健康寿命で全国最上位にランクした本県だが、国立がん研究センターの統計で、「がん」による75歳未満・年齢調整死亡率も、男女共に2010年~2015年は少ない方から5番以内、2016年も7番目にランクされている。

今回の質問では、「がんの早期予防」の観点から、「胃がんリスク検診」の推進について、幾つかの提案も交えながら、知事並びに健康医療福祉部長及び教育長に伺う。

(1)本県の「胃がん」の状況について ・・・ 健康医療福祉部長

①本県で実施されている「胃がん検診」の実施状況について

②これまで以上に「胃がん検診」の受診を勧める広報・啓発活動状況について

③本県の「胃がん」の罹患状況と死亡数について

④本県の「胃がん」のこれまでの死亡傾向と今後の推移予測について

⑤胃がんを発症させる「主たる要因」について

(2)本県の「ピロリ菌検査」の状況について ・・・ 健康医療福祉部長

⑥ピロリ菌について、その特徴と感染経路について

⑦県内のピロリ菌の感染状況について

⑧ピロリ菌感染者の胃がん発症リスクについて

⑨「ピロリ菌検査」について、検査の目的と内容について

⑩「ピロリ菌検査」と「胃がん検診」の違いについて

⑪県下19市町の「ピロリ菌検査」の取り組み状況について

⑫京都府の取り組みを、本県としてどの様に考えるのかについて

⑬大津市の取り組みについて、本県としてどの様に考えるのかについて

⑭大津市が独自に取り組む「胃がんリスク検診」の取り組みを、県が支援する全県的な事業とすることについて

本県では、国のがん検診の指針に従い、「ピロり菌検査は、死亡減少効果を示す証拠が不十分として、有効性が確立していないがん検診は行わない」としている。

しかし、「ピロリ菌検査」は「がん検診」ではなく、「胃がんのリスク検診」である。 既に「胃がんのリスク検診」事業に取り組んでいる自治体もある。

そこで、胃がんの有効な予防対策として、また、胃がん検診の受診率の向上のためにも、更には、滋賀県下19市町の健康医療行政の平等性の観点からも、「胃がんリスク検診」を、県が支援する全県的な事業とするため、その導入に向けた調査・検討に取り組んで頂くことを要望する。

一般質問に直球勝負。