以前、ある小学校の4年生の算数の授業で、次の様な事があったと報道されたことがありました。
電卓を扱う授業で、担当教員が、黒板に「18782+18782=」と問題を書き、答えを教える際に、「嫌な奴(18782)と嫌な奴(18782)を足すと、皆殺し(37564)」と
語呂合わせを読み上げました。
市教委は、「いじめ防止や命の大切さを教える取り組みの中、不適切な指導方法だった」としており、同校は保護者会で謝罪させたそうです。
確かに、適切な指導方法ではなく、不注意では済まされない軽率さです。
ちなみに、「皆殺し(37564)に皆殺し(37564)を加えると、長い通夜(75128)」になるそうです。 これも、使わない方が賢明でしょう。
この様な大人が軽率に使う冗談が、子ども達の心に「殺す」だとか、「死ね」などの言葉を安易に使う気持ちを起こさせます。
県議会の議場でも得意げに、また、受け狙いで野次を飛ばす議員がいますが、これもまた同じことです。 その野次の内容には、議員の人格を傷つけたり、人権侵害に値するものもあります。
しかし、軽妙洒脱なユーモアにあふれる野次を上手に使う達人議員もいます。これは、ギスギスとした議会の潤滑油になる場合もあります。
軽妙と軽率の差は、天と地ほどの違いがあります。
軽妙と軽率の差に直球勝負。