散りぬべき時を知る

※※※10月10日(火)※※※

散りぬべき 時、知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」 これは、織田信長を討った明智光秀の娘にして、キリシタン大名細川忠興の妻である細川ガラシャの辞世の句です。 

この辞世の句の意味は、「散り際をわきまえてこそ花の価値であり、人も又、引き際をわきまえた立ち振る舞いにこそ人の価値がある」です。

彼女は敬虔なクリスチャンとして生きながら、石田三成の攻撃に抵抗し、キリスト教で禁じられている自害を以てその生涯を閉じます。

さて、今日は衆議院総選挙の公示日、各選挙事務所で出陣式が行われました。 また、来る15日は、野洲市議会議員選挙の告示日でもあります。

しかし、もう引退した方が良いと思える候補者、政治家になりたいだけの候補者、そして、政策が空虚で言葉が宙を浮き、無責任に批判ばかりを繰り返すだけのパフォーマー候補者なども目につきます。

私は常々、政治家の資質について、周囲を見渡せる感性と能力、己の分際や身の程の理解力、そして、謙虚さと真摯に学ぶ姿勢が重要ではないかと考えています。

その上で、政策の立案や実行力があるのではないか、つまり、先ずは候補者の人柄、次に政策だと感じています。

私の7年間の地方議員の経験からの感想です。 その様な意味から、私の出所進退も、ガラシャの教えを肝に銘じたいと思います。

政治家の散り際に直球勝負。