人を動かす術

※※※8月22日(火)※※※

やってみせ、 言って聞かせて、 やらせてみて、 褒めてやらねば 人は動かじ。」 ご存知、連合艦隊司令長官:山本五十六の有名な言葉です。

この次に続くのは、「話し合い、 耳を傾け、 承認して、 任せてやらねば、 人は育たず。 やっている姿を 感謝で見守り、 信頼せねば 人は実らず」です。

高校野球の指導風景

私は性格的に人一倍負けず嫌いな性格で、言うこと・やることが厳しく・きつく、そのために生徒たちはなかなか着いてくることが難しい状況でした。

他の指導者からは、「オーバーティーチング」、「滋賀の三怒り」、「赤鬼」などと言われており、本当に未熟な指導者でした。

しかし、平成8年に新設された石部高校に赴任することになり、これを機に自分の性格を変え、指導方法を変え、生徒指導にあたり、そして、新生野球部の指導にあたることにしました。

その根本になったのが、冒頭の山本五十六の言葉であり、この言葉を口に出すことにより、己自身が「短所を責めず、長所を褒める」指導方法を、どうにか身に付ける事が出来ました。

今年の全国高校野球選手権大会を観て、また、試合後の監督の談話を聞いて、久々にこの事を思い出しました。 いよいよ、明日は広陵(広島)対花咲徳栄(埼玉)による決勝戦です。

両校の指導者を見ていると、いずれも上手に選手を動かし、育て、結果を出されています。 明日は、どちらの指導者が、より選手をうまく乗せてゆくのかが見ものです。

人を育てる態度に直球勝負。