お中元の起源日

※※※8月1日(火)※※※

早いもので、今日から8月ですが、旧暦の8月1日は、「八朔の日はっさくのひ)」とされていました。

八朔はっさく)」とは、「八月朔日」の略で、別名「田の実の節句」と言われます。

これは、元々は旧暦八月の行事で、その年の新しい穀物を取入れたり、贈答をしたりして祝う日で、明治以降は新暦でも行われるようになりました。

現在の新暦では、早稲の穂が実る8月25日ごろから9月23日頃を指し、この時期に農民の間で「初穂を恩人などに贈る風習」が古くからあったそうです。

このことから、「田の実の節句」とも言われ、この「田の実(たのみ)」を「頼み」にかけ、頼み合っている人へ感謝の気持を示す日となりました。

日頃お世話になっている(頼み合っている)人に、その恩を感謝する意味で贈り物をする日だった訳で、「お中元」の原点となった日だと言えます。

ちなみに、新暦の8月1日は、以下の様な日でもあります。

水の日 国土庁(現国土交通省)が1977年制定。 1年を通して8月が一番水を使う量が多い月なので、その月の最初に節水を呼びかける記念日とした。

肺の日 日本呼吸器学会が1999年に制定。 八(は)一(い)で「はい(肺)」の語呂合せ。

麻雀の日 全国麻雀業組合総連合会が制定。 八(は)一(い)で「パイ」(牌)の語呂合せ。

8月に直球勝負。