続プール建設問題

※※※7月27日(木)※※※

一昨日書きました「プール建設」について、沢山のご意見やら質問を頂きましたので、第2弾として、もう少し詳しく書かせて頂きます。

県当局の提案は、簡単にまとめると次のようになります。

①現在の県立プールは、昭和49年に彦根総合運動公園内作られた滋賀県立スイミングセンターの屋外に50m・25mのプール、飛び込み台・飛び込み専用プールがあるが、今夏をもって全て廃止する。

②そこで、新プール建設を目指して県下19市町にプール建設のアンケート調査を行い、建設を希望する市町があれば、市町を支援する形でプールを建設する。 このプールは、建設後には市(町)営プールとする。

③建設予定の施設は、屋内50m・25m温水プール並びに飛び込み台及び飛び込み用プールとし、屋内50m・25m温水プールについては、県が建設費の3分の2を拠出する。

④飛び込み用プール及び飛び込み台等の建設については、市町の意向調査を行い、希望があれば全額県費負担で建設する。 希望がなければ、建設しない。

⑤この施設は市(町)の運営とするが、維持・管理費については、県も3分の2を負担し続ける。

これに対して、私は以下の様な疑問を抱いています。

①今夏、現県立プール施設を取り壊せば、今後は5~6年間県立プールがない状況となるが、県民の利便性をどうするのか。 また、競技者の練習場所や育成をどの様にするのか?

②建設費の3分の2を県が拠出したプールを使用する場合、例えば、大津市に建設し大津市営プールとなった場合、大津市民と大津以外の県民の使用料の設定はどの様になるのか?

③建設費の3分の2という設定の根拠は? また、飛び込み施設の室内建設は、天井を高くするため工費がかさむと同時に建設後には高い天井が故に空調費が高くつくと考えられるが、それでも飛び込み施設を作るのか?

④飛び込み施設について、現在の利用人口はどれくらいか、費用対効果に問題はないのか? また、市町に建設意向を尋ね、希望がない場合は建設しないと言うことだが、選手強化の方針をどの様に位置付けているのか、県としての信念はないのか?

⑤運営・維持費を永久に払い続けることになるのは如何なものか?

そして、以下の様な意見・感想を持っています。

①そもそも、県立プールやテニス場がある場所に国体主会場を建設することに最初の間違いがあったと考える。 それ故、当初から新プールを大津市市立皇子が丘プールに設定したのではないかと感じる。

②プール建設には、国の補助金が付くことが考えられるが、県民にとっては県費負担としか理解されない。 県費を投入した施設の市営化は県民の理解が得にくいと考える。

③飛び込み施設を屋内に建設することは、天井を高くすることに他ならず、これは空調費の倍増を意味し、維持管理費が膨大となる。

④飛び込み施設は、使用人数や今後の選手強化など、持続可能とは言えず、費用対効果の面から不必要と判断されると感じる。

※プルール建設は、一般県民、選手にとってもできるだけ早急に結論を出さなければなりません。 県担当部局の英断とリーダーシップが求められています。

県民プール建設に直球勝負。