似て非なる食べ物

※※※7月22日(土)※※※

今日は夏の「似て非なる食べ物」のうんちくを少々、その前に、そもそも、普段なにげなく使っている言葉「食品」と「食物」の違いとはなんでしょうか?

食品」とは、動植物などの食べられる部分のことで、原材料の状態を言います。 一方、「食物」とは、食品を食べやすいように調理・加工して直ちに食べられる状態にした物を言います。

つまり、「食品」を「食物」に変えて食べている訳で、例えば、「白米」は「食品」であり、これを炊飯して「御飯」にすると「食物」となり ます。

野菜や果物のように調理しなくてもそのまま食べること ができるものもあるので、「食品」と「食物」の違いは厳密なものではないようですが・・・・・。

そこで、今日は夏の「似て非なる食べ物」特集です。

①「そうめん」と「ひやむぎ」の違い ・・・ どちらも原材料は小麦粉、麺の太さの違いだけです。 「ひやむぎ」は麺の太さが1.3mm以上、1.7mm未満、「そうめん」は1.3mm

未満です。ちなみに、「うどん」は1.7mm以上の麺です。

②「もりそば」と「ざるそば」の違い ・・・ もみ海苔の有無だけです。 もみ海苔がかかかっているのが「もりそば」、かかっていないのが「ざるそば」です。

③「サイダー」と「ソーダ」の違い ・・・ 水に炭酸ガスを加えた飲み物を「ソーダ水」 と言い、「ソーダ」とは「ソーダ水」を略したものです。 ソーダ水に甘味や香りをつけたものが「サイダー」です。 ちなみに、「ラムネ」はサイダーをビー玉の瓶に入れたもので、ソーダの仲間と言えます。

④「アイスクリーム」と「アイスミルク」の違い ・・・ どちらも「アイスクリーム類」で、違いは乳固形分と乳脂肪分の成分の違いです。 乳固形分は乳製品のうち水分以外の部分が占める割合を指し、乳脂肪分はその乳固形分に含まれる脂肪分の割合を指します。

「アイスクリーム」は乳固形分が15.0%以上、乳脂肪分が8.0%以上(例:ハーゲンダッツ)、「アイスミルク」は乳固形分が10.0%以上、乳脂肪分が3.0%以上と、牛乳と同じくらいの乳成分を含んでいるものです(例:MOW・森永乳業)

ちなみに「ガリガリ君」は、アイスクリーム類に入らない「氷菓類(アイスキャンディー)」のため、乳固形分等の量についての決まりはありません。

似て非なる食べ物に直球勝負。