ライバルの語源

※※※6月14日(水)※※※

競争相手を表わすの「ライバル」の語源は、ラテン語の「RIVUS(小川)で、元々は「川の水をめぐって争う者」と言う意味だそうです。(平成23年8月:朝日新聞「天声人語」)

古くから水が如何に大切なものかという証しですが、今年は雨が少ない日々が続いています。

先日梅雨入りが発表されてから好天続きですが、長期天気予報では、今年は雨が降らないカラ梅雨とのこと、果たしてどうなるやら。

我が国は水稲栽培を基本とする瑞穂の国、つまり、水田の国です。 水田と言うからには、豊富な水が必要なのは明白です。 日本の水は豊かで、世界平均の約2倍の雨量が降ります。

しかし、日本のこの雨量は梅雨と台風がもたらす雨がほとんどで、やはり、梅雨時にしっかりと雨を頂くことが我が国農業の生きる道です。

今から800年前、この野洲の地でも水問題が大きな悩みでしたが、平清盛のお蔭で野洲川から堀を造り、水を引いたとの言い伝えがあります。

これは、清盛の妾となった野洲北村出身の白拍子「祇王」の願い出によるものと伝えられており、今でも、毎年8月25日には、祇王を祀る「祇王寺」で各地域の区長さんが寄り、法要が営まれています。

ちなみに、この祇王寺は、若き白拍子「仏御前」に妾の座を奪われた祇王が晩年に住まいした寺で、後には、この「仏御前」も同居したと伝えられています。

正に、「昨日の敵は今日の友」 今日は、川を表す「RIVUS(小川)」から「ライバル」の話へと進んだところで、お時間となりました。

水にまつわるエトセトラに直球勝負。