お義母さんに感謝

※※※7月12日(火)※※※

本日、午後3時過ぎ、妻の母が逝去しました。   享年90歳でした。

お義母さんは、若い頃は小学生の教員として勤めた事もある、教養と品のある女性でした。

そして、常にお義父さんを陰で支えるいわゆる昔の女性でしたが、オシャレで、ハイカラで、少女の様な純粋な心を持った人でした。

まだ、長女が5歳、次女が1歳の頃ですから、お義母さんが60歳を過ぎていた時に、孫のために水着を着て、一緒に泳ぐ様な大胆な行動もされる面も持ち合わせていました。

また、私が妻と結婚する際には、お義父さんは学校の教員如きでは駄目だと反対したそうです。  しかし、私とお義父さんの仲を巧みに取り持ってくれたのが、お義母さんでした。

「人にお世話になるばかりの人生、一つでもお返しせんとね」 いつも、こう言っていたお義母さんの口癖が思い出されます。

今日は、永六輔さんの訃報も報道されましたが、彼が作詞した「生きているということは」という歌があります。

生きているということは、誰かに借りを作ること 生きて行くということは、その借りを返してゆくこと」と綴られていますが、これと全く同じだなと感じ入りました。

口癖を実践するかの様に、ここ数年は痴呆が進行し、終日、黙って過ごす毎日でしたが、皆に迷惑を掛けることもなく、静かに逝ってしました。

感謝の気持ちで、一杯です。 安らかにお眠り下さい。 お義父さんに宜しく。 合嘗。

感謝の気持ちで直球勝負。