明治の文豪、夏目漱石の名前は、中国の故事「石に嗽ぎ(くちすすぎ)、流れに枕す。」=(負け惜しみの強い事、変りもの)から名付けたことは有名です。
私が漱石について、最も記憶に残っているのは、彼が晩年に著わした「私の個人主義」の中で「義務心」について述べている一説です。
「義務心とは、自分の自由を愛すると共に、他の自由を尊敬し、権力を乱用したり、金の力で社会を腐敗させないことである。」と説いています。
そして、「人格のある立派な人間」を目指す事だと続けています。
今、世間を騒わがせている某国会議員。 他人の事を「利己的」と糾弾するこの国会議員の行いの如何に利己的なことか。
約100年も前に書かれた「自由と責任」に対する心得ですが、未だに、否、今だからこそ輝いていると感じられます。
真の個人主義に直球勝負。
