世界の脱原発論①

※※※3月3日(火)予算特別委員会:質疑①※※※

本日、「イタリア、原発再開を断念 国民投票で9割超が反対」という記事が目に付きました。

記事によると、イタリアで原発に関する国民投票が行われ、9割を超える人達が原発に反対を表明したことから、政府の原発計画は中止することになるというものです。

イタリア内務省の発表によると、投票率は約57%に達し、投票者のうち95%原発再開に反対票を投じたとのことです。

福島第1原発事故以降では、初めて主要国で行われた原発政策に関する国民投票となり、これは非常に画期的なことです。

ベルルスコーニ政権は1990年までに稼働を停止した原発の2020年までの復活を検討していましたが、他国からの電力購入や再生可能エネルギーの利用拡大など戦略の練り直しは必至となります。

また、アメリカも福島第一原発と同型の原発を全て廃炉することを発表するなど、ドイツやイタリア、アメリカと世界中で「脱原発」を目指す動きが本格化して来ています。

しかし、原発の一番の当事者である日本では、首相が産業界の代表を引き連れて世界各地に原発を売り歩いているという有様です。

日本では、原発が稼働していなくとも電力は足りているというのに、トホホしか言えません・・・。

卒原発に直球勝負。