吉田松蔭の師

※※※2月28日(土)市内活動※※※

今年のNHK大河ドラマは、吉田寅次郎(松陰)の妹である長州藩士「杉家」の四女、杉文(すぎふみ)の一生を描く「花燃ゆ」です。

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文は後に久坂玄瑞の妻となる人物です。 現在のところ、あまり人気が盛り上がっていないそうですが、私は毎週楽しみにしています。

先週は、様々なトラブルを起こし、家族や藩に大変な迷惑を掛ける兄・松蔭に、文は私塾(後の「松下村塾」)の開設を勧める場面が描かれていました。

ところで、松蔭は幕末の俊才・佐久間象山の門下生です。 象山自身も、松蔭が海外渡航を企てた罪に連座して蟄居謹慎を食らっています。

この期間中に綴った書物に「士は過ち無きを貴ばず、善く過ちを改むるを貴しとなす。」があります。

「失敗を恐れてはなにもできない。しかし、それが誤っていれば、これを改めることは重要なことだ。」という意味でしょうか。

とるべき道は自分で決定し、その結果は自らが追うべし。 罪の有無は我の心の中にある。 他人から押しつけられた罪など気にすることなどあろうか。」

この不屈の精神が、吉田松蔭、そして、高杉晋作へと受け継がれて行き、明治維新という一大革命へと繋がって行く事を思うと、幕末志士の気概の高さを感じます。

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今日は、洋学から漢学、自然科学にまで精通した学者であり、幕末を公武合体で救おうとした非常の人、佐久間象山が誕生した日でした。

己自身の志に直球勝負。