1月7日、フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブドの本社が武装した男らに襲撃され、12人が殺害されるという事件が起こりました。
テレビの映像を観ると、実行犯が反動の大きいカラシニコフ型の小銃を使って、移動しながら正確な射撃をしていることが分かります。
実行犯が白昼の新聞社を襲う大胆さと、また、身動きできない警官にとどめを刺す冷酷さ、卑劣な犯行をみると、強い犯意と高い戦闘力が伺われます。
パリ中心部では7日、警察が厳戒態勢を敷く中、夜を徹した抗議集会が開かれています。
パリ市民からは、「私たちが大切にしてきた自由の文化が、銃によって打ち砕かれようとしているのを黙って見過ごすわけにはいかない。」との声が聴かれました。
また、バラク・オバマ米大統領をはじめとする各国首脳や報道業界からは、「これはテロ事件であり、言論の自由に対する攻撃」と厳しく非難するコメントが出されました。
国連安全保障理事会は、この事件を「野蛮で卑劣なテロ攻撃」、潘基文(バン・キムン)国連事務総長は、「メディアと表現の自由に対する攻撃」と厳しく批判しました。
米民間団体「ジャーナリスト保護委員会 」は、今回の事件を「欧州の中心で起きた表現の自由に対する恥知らずな攻撃」と強く批判しました。
国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」は、「マシンガンを使い編集室を襲撃する行為は、イラクやソマリア、パキスタンでわれわれが目撃してきた類の暴力」と指摘しています。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナル・フランス事務局長は、「ジャーナリスト殺害と表現の自由の抑圧、恐怖の種をまくことを目的とした残虐行為」と批判しています。
犯行に及んだ兄弟2人はまだ捕まっていませんので、事件の背景や真相については、解明されていませんが、私はこの事件が宗教や民族の対立に火を付けないことを祈るのみです。
テロ行為の卑劣さに直球勝負。



