子どもの褒め方②

※※※12月24日(水)12月定例県議会:閉会※※※

スタンフォード大学教授、キャロル・S・ドゥエック氏の子どもの知能を伸ばし、挫折しにくい子に育てる、簡単な方法」と題する記事の続きです。

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教授は、「『能力』を褒めると生徒の知能が下がり、『努力』を褒めると生徒の知能が上がる」ことを証明しましたが、もう一つ興味深い事実を報告しています。

実験に参加した数百人の生徒たちに、「私は別の学校に行き、どんな問題が出たかを教えてあげたいので、この用紙に書いて下さい。」と言って用紙を配布しました。

その用紙には、各人の得点を記入する欄も作っておきました。 すると、「能力」を褒められたグループの生徒たちの40%が、自分の得点を偽って高めに記入したのです。

大人から「能力」を褒められた。 → 「自分は頭が良い」と思った。 → 必然的に「間違えることは恥ずかしい」と感じた。 → だから「点数をごまかした」のです。

普段のテストで100点・95点を採っている優秀な小学生が、突然45点しか採れなかったらどうでしょう。

この子達は、「頭の良い子」でなければならないというプレッシャーと、「自分は本当は頭が悪い」、「勉強は楽しくない」との思いの間で、悩んでいるのです。

例え低い点を採ってしまっても、いつも「努力」を褒められている子だったら、どうでしょうか。

きっと、「自分は努力できる子」だから、間違えた問題を見直して「努力」すれば、きっと100点だって採れるはず、と考えたのではないでしょうか。

このタイプの子どもには「挫折」がありません。あったとしても回復が早いはずです。

■褒められることは誰でも嬉しいものです。褒める人も、相手が喜ぶから褒めているのです。 大人が子どもの「能力」を褒める時も同じで、何ら悪意はありません。

しかし、このドゥエック教授の実験は、  「子どもを伸ばす褒め方と、伸ばさない褒め方が存在する」 ことを、私達に教えています。

概して日本人は、子どもが何かを達成したときに、その「能力」を褒めがちではないでしょうか。

悪意は全くないにしても、それは、子どもの「努力して伸びる」芽を、摘んでいる可能性があるのです。

子どもを「頭の良い子だね~」「凄い子だね~」と褒めるのではなく、「よく頑張ったね」、  「よく努力できたよ」、  「頑張ったから100点が採れたんだね」、

「努力できたら入賞できたんだよ」、  「やっぱり○○は、何でも頑張れる子だから凄いね」、 「○○は、いつでも努力できる子だから偉いね」と褒めたらどうでしょうか。

学校や塾が、保護者を巻き込んで、子どもの「能力」を褒めずに「努力」を褒め出したら、 その学舎は次々輝き出すはずです。  やがて日本が輝き出すことでしょう。

伸ばす教育に直球勝負。