75歳から年金①

※※※6月6日(金)守山野洲交通安全協会通常総会※※※

私も今年の8月12日の誕生日で満60歳、還暦を迎えます。 そこで、最近、私の所にも年金関係の様々な書類が送られてきています。

そんな折、田村憲久厚生労働大臣が、「年金の支給開始年齢を、個人の選択で75歳からに先伸ばしも可能とする」案を検討していると表明されました。

yjimage5

長寿社会を反映し、年金の受給開始年齢の選択肢が広がることは、ある意味悪い事ではないでしょう。  しかし、そんなことに騙されてはいけません。

私達は、田村厚労相の発言の真意、政府の本当の狙いを見抜かなければなりません。

現在、年金支給開始年齢は60歳から段階的に65歳まで引き上げられていますが、これを68歳まで引き上げることが検討されています。

続いて、これを70歳まで引き上げたいというのが本音です。 そこで、75歳説をぶち上げて、世論操作をしようとしていることは明白です

この度の消費税引き上げで、ある程度は年金財源を確保出来たようですが、焼け石に水。 年金財源を考えると、消費税10%でも足りません。

今日の様な4人に一人が65歳以上という高齢社会では、既に年金制度は既に破綻していると言っても過言ではなく、これを解決するためには年金支給年齢の引き上げしかありません

勿論、支給金額を減額するという方法もありますが、現在、月額5万円程度の国民年金を減額すれば、受給者は生活できなくなり、年金の意味を成しません。

yjimage4

つまり、年金支給開始年齢をできるだけ遅くする、これしか無いのです。 そして、その目標年齢は70歳です。 そのための布石が「75歳から年金」発言の真相ではないのでしょうか

年金問題に直球勝負。