夏炉冬扇

※※※ 7月8日(金) 終日 : 会派会議 (6月定例会対応) ※※※

 昨日で、6月定例会の4日間に渡る一般質問(合計28名)が、終わりました。

 代表質問は、定例会開会日(6月24日)に、3会派(自民・民主・対話)から4名が行いました。1名の質問時間は1時間、これに対して答弁も1時間、合計2時間。これが4人分、約8時間かかりました。一般質問は、一日7人が行い、質問時間は、一人30分、答弁も30分、合計1時間。これが、4日間、延べ28人分です。

 この間、28度に設定された室温の議場で、人一倍暑がりの私は、扇子を右手にもち、右手首にシップしなければならなくなる程、扇子をばたつかせながら質疑応答を聞いていました。扇子を使う失礼さと気恥ずかしさを自覚しながらも、この熱さと発汗には勝てませんでした。まだ、議会進行の要領・段取りの分からない私は、暑さと長丁場の会議に体力を消耗してしまいました。

 「夏炉冬扇(かろとうせん)」 ・・・  「夏の暖、 冬の冷」、つまり「役に立たない物」の例えです。これを「我慢比べ」と回答した高校生がいたとのこと、この生徒には座布団を3枚あげましょう、あげましょう。私の議場の扇子は、「夏扇」ながら役立たず物でした。

 せめて、上着は脱がせてもらえませんか。議場への入退場の際と演壇に立つときは、必ず上着を着ますので。私の体力は省エネどころか、とてつもないエネルギーの無駄使いでした。多分、私が最も多く扇子をばたつかせたと反省はしていますが、多くの議員も扇子をお使いでした。この事実と現状に、何とか改善をお願いいたします。

 世を挙げて「省エネ」、とりわけ、今夏の電力不足が懸念される中、お叱りを頂きそうですが、私は、せめて上着を脱がせて欲しいとお願いしているだけです。これに対して、「県議会の品位を何と心得おる。昨年までは、ネクタイも着用していたのだぞ。」と、ベテラン議員さん。

 う~ん、議会の品位か。私は他の議員の様な品位を持ち合わせていませんので、我慢するしかしょうがないのか?それとも、議会改革の小さな第1歩、既成概念打破の一端と考えるか?つまらん事を議会改革と言うなと一笑、一蹴されるのか?我慢、我慢。

 「激戦を 制して得たる 一議席、 未だに続く 暑き戦い。」 (とば よしあき)

暑き戦いに、これからも直球勝負。