コピーライター佐々木圭一氏の「伝え方が9割」という本が、テレビ番組で紹介されていましたので、とても興味深く観ました。 何故なら、最近、他人の話し方がとても気になることがあるからです。 また、私自身の話し方を反省していること、話し方向上させたい願望もあることからです。
番組では、コンビニでよく見かけるトイレの張り紙「トイレをきれいにご使用頂き、ありがとうございます。」が紹介されていました。 「トイレをきれいに使いましょう。」よりも、「感謝」の言葉を入ると人はそのお願いが断り切れない心理状況になることから、上手な伝え方(メッセージ)になります。
また、痴漢が頻発する地域に貼ってある「チカンに注意」のポスターは、「住民の皆様のご協力で、チカンを逮捕することが出来ました。」とすることで痴漢が激減したという実例から、メッセージの言葉の重要性を紹介されていました。
最も興味を引かれたのは、「ギャップ法」で人々の心を動かすという手法です。 米国オバマ氏の大統領就任の言葉。 選挙を戦った支持者へ伝えたいことは人々への称賛「これはあなたの勝利だ。」です。 しかし、これを「これは私の勝利ではない。 あなたの勝利だ。」と、あなたの対極である私を強調して、見事に人々の感動を最高潮に導いた手法です。
昔は伝え方が下手だった筆者が、その挫折から言葉の持つ構造に共通性を発見するまでの体験記だけに説得力と実践力を感じます。 さすがに伝えたいことを上手に伝えていてくれる1冊です。 私も、もう少し本気で話し方の勉強をしてみようという気になりました。
伝える気持ちに直球勝負。

