去る18日(月)午後7時頃、東電福島原発の免震重要棟などで停電により、一部の電源システムの異常が発生したことから、1・3・4号機で使用済み核燃料の一時貯蔵プールの冷却装置や汚染水処理装置も停止したままとなりました。
3基のプールには、合計2500本の使用済み燃料が収容されているプールの温度は最も高い4号機では約25度、冷却が止まっても、管理上限の65度に達するまでには、約4日間の余裕があると説明されていました。 東電は原因解明に手間取り、一時は復旧の目処を付けることすらできず、国民への公表も遅れました。 これが全面復旧するまでに、丸1日を費やすることとなりました。
原因が公表されたのは、20日の午後で、この停電事故原因については「ネズミの接触による仮設電源盤のショート」と発表されました。 東日本大地震と原発事故でふるさとを追われた福島県民は約15万人。 東電は、悲惨な事故から一体何を学んできたのか。 状況を聞けば聞くほど、状況が明らかになるにつれ、東電の体質は何も変わっていないことを確信しました。
一体原発の安全性とは何なのでしょうか。 日本を廃墟にする可能性のある危険な施設がネズミ1匹で左右されるのでしょうか。 小動物が入り込む余地(スキ)があるというお粗末、防止対策や設備がなされていなかったというお粗末、予備電源さえなかったというお粗末、停電事故後の事態収拾対応のお粗末、事故の公表姿勢のお粗末、そして、廃炉計画のお粗末。 正に、おそ松くん。
東電福島原発事故については、自然災害ではなく人災と指摘されています。 国会の事故調査委員会は報告書の中で、「当然備えておくべきこと、実施すべきことをしていなかった。」としています。 今回の停電事故の状況は、これと丸で同じです。 何も変わっていません。 つまり、原発施設の国民への脅威は未だに収束していないと言うことです。
「大山鳴動してネズミ1匹」というお粗末で脆弱な安全性の上に、「国際競争に勝つ」というアベノミクスが立脚する危うさに不安を感じるのは、私だけではありません。
卒原発に直球勝負。

