~ 三上山を望む野洲市内の麦秋 ~
去る、5月5日・6日に福島県に行政視察に行った際、現地の新聞に「真手(までい)」という方言についてのコラムが載っていたので書き写して帰ってきました。昨夜、ニュースステーションを見ていたら、この「までい」という言葉が出てきたので、今日はこれについて書きます。
「までい」という独特の響きのある方言は、「ていねいに」、「手間ひまを惜しまず」、「時間をかけて」、「心を込めて」と言う意味で、「食べ物は、までいに食べなさい。」「子供は、までいに育てよう。」「仕事は、までいにしろよ。」などと使われます。
最近、「スローライフ」という言葉をよく聞きますが、福島県飯舘村の人たちは「までい」こそ、人と自然が共生する真摯な姿勢を表現する言葉だと考え、「までいライフ」をスローガンに掲げ、スローライフな村つくりを進めてきました。そう、東京電力福島第2原発事故による放射能汚染の被害で、今や廃村の危機にある飯舘村です。飯舘村は、福島市から車で1時間程の阿武隈山地のある人口6千人程の小さな農山村です。
この飯舘村の豊かな自然と地域特性と歴史を理解し、自然と人を大切にした心豊かな田舎暮らしを実践してきた村が、一転、非自然的な原子力が生み出した放射能汚染の村と化しました。飯舘村で、「までい」に大地を耕し、「までい」に命をつないできた、何の罪もない皆さんが、この地を追われる様に村を去らなければならない無念さを思うと息が詰まりそうです。貧しくとも、「までい」に生きてきた人の尊厳を思うとき、持って行きようのない怒りに胸が熱くなります。
それでも、福島から遠く離れた永田町では、震災の被害者そっちのけで権力闘争真っ最中。もう少し「までい」に政治に取り組みなさい。被災地へボランティアに行き、物資を運び、観光に行くために、今こそ、高速道路を無料にして、経済を活性化させる時でしょう。被災地・被災者の救済の足を引っ張ってどうするのですか。復興支援費350億円をひねり出すために、高速道路無料化を廃止するのなら、震災の最中の4月にあなた達が知らん顔して懐へ入れた政党助成金約350億円を吐き出しなさい。震災復興費捻出の為に、増税を言うのなら、私達の税金から勝手に持って行き、飲み食いに使っても良い使途不明な政党助成金を撤廃しなさい。それが先でしょう。本末転倒な政治はいい加減に止めて、もう少し「までい」に考え、「までい」な政治を行って下さい。国民の切なる願いです。
「までい」な政治に直球勝負

