埋め立て承認撤回

※※※10月31日(水)※※※

丁度1ヶ月前の沖縄県知事選では、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画に「反対」の民意が明確に示されました。

また、沖縄県では辺野古移設の賛否を問う県民投票条例が26日に県議会で成立したばかりです。

しかし、沖縄県による辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回の効力は30日ということで、石井国土交通相によって、これにストップがかけられました。

約9万人分の有効署名を集めて実施を求めた「辺野古県民投票の会」は、来年4月末までに実施される県民投票の結果が出るまで移設工事を中止するよう政府に訴えてきた最中の出来事です。

移設反対の声に向き合おうとせず、埋め立て工事を強引に前に進めようとする政府の暴挙に対して、沖縄県民から激しい憤りが上がっています。

「怒りしか湧かない。辺野古に基地を移しても事態は何も変わらない」、「普天間か辺野古かと二者択一で迫るのはおかしい」との怒りの声です。

「何故、『唯一の解決策が辺野古』なのか、政府は知事選後、改めて県民に説明して理解を得ようともしないまま、県民投票を待たずに工事を進めようとしている」との指摘は正論です。

知事選で政権与党候補は、「県民に寄り添う」とのスローガンを掲げて戦った事実もあるのですから、もう少し「話し合うプロセス」を重視すべきだと考えます。

沖縄の基地問題に直球勝負。