政治家の胆力と責任

※※※7月30日(月)※※※

大リーガーのイチローが、オリックス時代の仰木監督について次の様に語っています。

ある日の試合でイチローは、4打数1安打二塁打1本の成績でしたが 試合は負けました。  何を浮かぬ顔をしているイチローに仰木監督が声を掛けると、「試合に負けましたので」と答えました。

その時、仰木監督は、「何を言ってるんだ。お前は二塁打を打ったじゃないか」 「試合に勝つか負けるかは俺が全部責任を取るんだから、お前は自分の事だけを考えてプレーをしろ」と諭しました。

イチローは「このおっさんは凄い」と思い、そして、この監督のために頑張ろうと決意したそうです。

政治の中でも首相や知事、市町村長などのリーダーに求められる資質・素養の中で重要なものの中に「胆力責任」があります。

ところが、最近、この「胆力責任」を持ち合わせないリーダーがあちこちで出現しては、混乱を招いています。

自分勝つ手なことを言っては責任を取らず、いわんや議会や部下の責任にする等、言語道断の振る舞いです。

野球の監督がピンチになってオロオロしていては、それは選手に敏感に伝わります。 その責任を取らないのなら、選手は動きません。

どんなに厳しい状況でもでんと構えて動じない。 そして、その結果は自分が責任を負う。 これが強いリーダーの必須条件です。

今、特に国政や地方自治の政治家に、この「胆力責任」が求められています。 混乱で不利益を被るのは、国民・県民・市民です

政治家の資質に直球勝負。