日本語存亡の危機

※※※7月5日(木)※※※

「存続」か「滅亡」かという重大な局面を意味する言葉に「存亡の機」がありますが、私も含めて多の皆さんは「存亡の危機」として使っているのではないでしょうか?

文化庁の調査では、83.0%の人が「存亡の危機」として使用し、「存亡の機」とした人は6.6%だったそうです。

これについて、文化庁は「言葉は時代と共に変わる。 本来と異なる使い方が一般的になっているケースも多々あり、これらを全て誤用と断じることはできない」としています。

その他、①「智恵熱」を「乳幼児期に突然起こる発熱」として誤用する例、②物語の「さわり」を物語の「最初の部分」として誤用する例が挙げられていました。

また、③卑劣なやり方で失敗させられることを、「足をすくわれる」と使いがちですが、本来はどの様に言うべきでしょうか。 

①「智恵熱」・・・ 「深く思考したり、頭を使った後に発熱する状況」、②物語の「さわり」・・・ 物語の「要点」、③「足下をすくわれる」です。

さて、ここで私からの問題です。 「君子豹変」の本来の意味はなんでしょうか? (答えは明日)

日本語の存亡の危機に直球勝負。